倦怠感
倦怠感(けんたいかん)は、はっきりとした原因がないのに「だるい」「疲れがとれない」「力が入らない」など、体全体に不調を感じる状態です。一時的な疲労であれば休息で回復しますが、長引いたり、繰り返したりする場合は、背景に何らかの病気が隠れている可能性があります。
「とまこまい西インター内科・消化器内科・小児科クリニック」では、内科専門医・消化器病専門医が丁寧な問診と適切な検査を通じて、原因を明らかにし、安心して日常生活が送れるようサポートします。
倦怠感とは?
倦怠感は「疲れがとれない」「朝起きても体が重い」「頭がぼーっとする」「やる気が出ない」など、身体的にも精神的にもエネルギーが不足しているように感じる状態です。
単なる過労や睡眠不足から、感染症や内臓疾患、心の不調まで、さまざまな要因が影響します。
倦怠感の主な原因
以下のような原因が考えられます。
一時的なもの
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睡眠不足
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季節の変わり目による自律神経の乱れ
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精神的ストレスや過労
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栄養の偏り(ビタミン不足など)
病気が背景にあるもの
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ウイルス感染症(風邪、インフルエンザ、COVID-19 など)
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貧血(鉄分不足など)
- 糖尿病
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甲状腺の病気(バセドウ病、橋本病など)
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肝機能障害
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腎機能障害
- 睡眠時無呼吸症候群
- 更年期障害
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うつ病
- 癌
日常的な疲れと違い、「休んでも改善しない」「1週間以上続いている」「体重減少や発熱など他の症状もある」場合は、医療機関での受診が望ましいです。
当院での診療と検査
倦怠感の原因は多岐にわたるため、以下のような流れで診療を行います。
丁寧な問診
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いつからか、どのように感じるか
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睡眠や食事、生活習慣の確認
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併せてみられる症状(発熱、体重変化、下痢など)
必要に応じた検査
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血液検査(貧血、炎症、肝機能、腎機能、甲状腺ホルモンなど)
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尿検査
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胸部レントゲン
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心電図
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睡眠時無呼吸症候群の簡易検査
当院では、体調やライフスタイルに応じた検査を組み合わせ、必要に応じて専門医療機関とも連携して対応します。
倦怠感についてのよくある質問
Q1. 疲れているだけだと思って放っておいても大丈夫ですか?
A1. 数日間の疲労であれば休養で回復しますが、1週間以上続く場合や他の症状がある場合は、一度受診をおすすめします。
Q2. 漢方薬やサプリメントは効きますか?
A2. 一時的な症状には効果がある場合もありますが、原因を特定せずに使うのは避けましょう。当院では漢方の処方にも対応しています。
Q3. 健康診断では異常がないのに倦怠感が続きます
A3. 健診では見逃されやすい内分泌等の異常があることも。詳しい検査をご相談ください。
院長より
倦怠感は見た目には分かりにくくても、日常生活を大きく損なう症状です。「年齢のせい」「疲れているだけ」と放置せず、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、身体の状態はもちろん、生活環境やストレスなども含めて総合的に診療を行い、原因を見極めたうえでの適切な対策をご提案します。初診・予約外でもお気軽にお越しください。