腎機能障害
腎機能障害(じんきのうしょうがい)とは、腎臓の働きが低下し、老廃物や余分な水分を体外にうまく排出できなくなる状態を指します。初期には自覚症状がほとんどなく、気づかないまま進行してしまうこともあります。
とまこまい西インター内科・消化器内科・小児科クリニックでは、定期的な血液・尿検査を通じて腎機能をチェックし、早期発見・予防に力を入れています。生活習慣病(糖尿病・高血圧など)の合併症として起こることが多いため、内科専門医による総合的な視点からの診療を提供しています。
腎臓の役割と腎機能障害の種類
腎臓の主な働き
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老廃物や毒素の排出(尿として体外へ)
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電解質や水分の調整
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血圧のコントロール
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赤血球を作るホルモン(エリスロポエチン)の分泌
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骨を丈夫に保つためのビタミンD活性化
これらの機能が障害されると、体に様々な影響が出てきます。
腎機能障害の種類
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急性腎障害(AKI)
急激に腎臓の働きが低下した状態。脱水や薬の副作用、感染などが原因。 -
慢性腎臓病(CKD)
数か月~数年にわたりじわじわと腎機能が低下する病気。生活習慣病と関連が深い。
腎機能障害の主な原因
1. 生活習慣病
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糖尿病性腎症
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高血圧性腎硬化症
2. 原発性の腎臓病
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糸球体腎炎
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ネフローゼ症候群
3. その他
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薬剤性(痛み止め、抗菌薬など)
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尿路閉塞(尿管結石、前立腺肥大など)
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脱水や重度の感染症
当院では、原因を見極めたうえで負担の少ない生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせて管理を行っています。
腎機能障害の症状
初期にはほとんど症状が出ないため、健康診断の異常や血液検査で見つかることが多いです。
進行すると次のような症状が見られるようになります。
主な症状
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疲れやすさ、倦怠感
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むくみ(特に足やまぶた)
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尿の異常(泡立ち、量が少ないなど)
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貧血
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食欲不振や吐き気
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高血圧の悪化
検査と診断
当院では、以下の検査を用いて腎機能の評価を行っています。
血液検査
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eGFR(推算糸球体ろ過量)
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クレアチニン
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BUN(尿素窒素)
尿検査
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尿タンパク、尿潜血
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尿アルブミン/クレアチニン比(早期腎症の評価)
超音波(エコー)検査
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腎臓の大きさ・形・腫れなどを評価
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結石や腫瘍の確認
当院では、血液検査とエコーを院内で実施可能です。必要に応じて腎臓専門医との連携も行っています。
腎機能障害の治療方法
原因や進行度により治療法は異なりますが、基本的には生活改善と薬物治療を行います。
主な治療
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食事療法(塩分・たんぱく質・水分のコントロール)
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血圧のコントロール(降圧薬)
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糖尿病の治療(インスリンや内服薬)
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脱水や感染の予防
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必要に応じて腎保護薬(ARBやACE阻害薬)
当院では、薬剤師資格を持つ医師が必要な薬・不要な薬を見極め、丁寧な処方を行います。
薬に頼りすぎず、食事・運動・生活全体のバランスを考慮した治療を大切にしています。
腎機能障害の予防と注意点
腎機能障害は進行すると、人工透析が必要になることもあります。早期の対応と予防が何よりも重要です。
予防のポイント
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糖尿病・高血圧の良好なコントロール
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禁煙
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塩分の取りすぎを避ける
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定期的な血液・尿検査
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NSAIDs(痛み止め)の使いすぎに注意
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水分をしっかりとる(脱水予防)
よくある質問
Q1. 腎機能が低下しても自覚症状は出ないのですか?
A1. はい。初期の腎障害は症状がほとんどなく、気づきにくいのが特徴です。健診異常は放置せず受診をおすすめします。
Q2. 腎機能は回復しますか?
A2. 急性腎障害であれば回復することがありますが、慢性腎障害は進行を遅らせる治療が中心になります。
Q3. サプリや市販薬は使っても大丈夫ですか?
A3. 腎機能に負担をかける成分が含まれることもあるため、自己判断での服用は避け、医師にご相談ください。
関連ページ(考えられる疾患)
腎機能障害と関係する、または合併することが多い病気には次のようなものがあります:
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糖尿病
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高血圧
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尿路感染症
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高尿酸血症・痛風
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貧血
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慢性心不全
院長より
腎臓の病気は、気づかないうちに進行し、ある日突然症状が出てくることも少なくありません。
私たちは、血液検査や尿検査、エコー検査を通じて早期に異常を見つけ、丁寧にご説明した上で治療をご提案しています。
「健診で腎機能が気になると言われた」「尿の異常がある」など、少しでも不安があればお気軽にご相談ください。
苫小牧西インター近くの、通いやすい場所にありますので、車でも安心してお越しいただけます。
