アルコール性肝炎
アルコール性肝炎とは、長期間の過剰な飲酒により、肝臓に炎症や障害が生じる病気です。
最初は「ちょっと肝臓の数値が高いだけ」と思っていても、放っておくと肝硬変や肝がんへと進行するリスクがあります。
とまこまい西インター内科・消化器内科・小児科クリニックでは、内科専門医・消化器病専門医による適切な診断と生活改善支援を行っています。
「最近、健康診断で肝機能異常を指摘された」「お酒の量が気になる」そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
アルコール性肝炎の症状について
アルコール性肝炎は、初期のうちはほとんど無症状です。
しかし、徐々に肝臓の炎症が進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
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倦怠感(体がだるい)
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食欲不振
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吐き気、腹部の不快感
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体重減少
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黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
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手のひらの赤み(肝掌)や腹水
急性の重症例では、意識障害や出血傾向、肝性脳症といった深刻な症状が起きることもあります。
当院では、症状の軽いうちに早期発見し、生活の見直しをサポートすることを大切にしています。
アルコール性肝炎の原因について
主な原因は、長期間にわたる過度な飲酒です。
目安としては、以下の量を日常的に飲み続けている場合にリスクが高まります。
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男性:エタノール換算で1日40g以上(ビール中瓶2本、日本酒2合程度)
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女性:1日20g以上
当院では、飲酒習慣をしっかり確認したうえで、栄養面や肝機能のバランスを見ながら診療を行います。
アルコール性肝炎の診断について
診断には、血液検査、問診、画像検査などを組み合わせます。
主な検査内容
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血液検査(AST、ALT、γ-GTP、MCV、ビリルビン、アルブミンなど)
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腹部エコー(超音波)検査:脂肪肝、肝腫大、脾腫の確認
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Fib4-indexなどの非侵襲的スコア
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肝硬変の兆候(腹水、食道静脈瘤など)を確認する検査
とまこまい西インター内科・消化器内科・小児科クリニックでは、患者さんの身体的・精神的背景をふまえて、負担の少ない方法で評価を行います。
アルコール性肝炎の治療法について
アルコール性肝炎の基本的な治療は、「禁酒」と「栄養管理」です。
1. 飲酒の中止(禁酒)
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最も効果的かつ必須の治療法です。
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一時的な断酒ではなく、継続的な禁酒が重要です。
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必要であれば精神的なサポートや専門医療機関との連携も行います。
2. 栄養療法
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低栄養(特にたんぱく・ビタミンB群)の補給
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アルコールでダメージを受けた肝臓を回復させるために、食事内容を調整
3. 薬物療法
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肝庇護薬や利尿薬(腹水がある場合)
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ビタミン剤など
※当院では、薬物治療に頼りすぎず、根本的な生活習慣の見直しを重視しています。
アルコール性肝炎についてのよくある質問
Q1. お酒をやめたら肝臓は元に戻りますか?
A1. はい、**早期であれば禁酒により肝機能は回復します。**しかし、長期にわたり続いていた場合は、完全に元に戻らないこともあります。
Q2. どれくらいの量から危険ですか?
A2. 一概には言えませんが、男性で毎日2合以上、女性は1合以上を常習的に飲んでいる場合は要注意です。
Q3. 一度でも肝炎になったらお酒は一生飲めませんか?
A3. **基本的には禁酒が望ましいです。**再発リスクが非常に高いため、医師と相談のうえ慎重に判断します。
院長より
アルコール性肝炎は、本人が気づかないうちに静かに進行していることが多い病気です。
飲酒習慣や健康診断の数値に少しでも不安があれば、早めの受診が大切です。
とまこまい西インター内科・消化器内科・小児科クリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた丁寧なサポートを行っています。
禁酒や栄養指導も、決して一人で抱え込まず、私たちにお任せください。
