アデノウイルス
アデノウイルス感染症は、アデノウイルスというウイルスによって引き起こされる感染症の総称です。
主に子どもに多くみられる感染症で、のどの痛みや発熱、目の充血、下痢など、症状の現れ方にはいくつかのタイプがあります。
とまこまい西インター内科・消化器内科・小児科クリニックでは、小児科・内科の両面から丁寧な診察と検査、必要な対症療法を行い、ご家族全体で安心して受診できる体制を整えております。
アデノウイルス感染症の症状について
アデノウイルス感染症は、**感染するウイルスの型によって症状が異なります。**代表的なものには以下のような病態があります。
主な症状と疾患のタイプ
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咽頭結膜熱(プール熱)
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高熱(39℃前後)と咽頭痛(のどの痛み)
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結膜炎(目の充血や目やに)
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倦怠感、食欲不振
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通常3~5日間続きます
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流行性角結膜炎(はやり目)
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目の強い充血、目やに、涙
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感染力が強く、登園・登校停止の対象です
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アデノウイルス性胃腸炎
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発熱を伴う下痢や嘔吐
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乳幼児に多く見られます
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気管支炎や肺炎
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咳、発熱、息苦しさ
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まれに重症化することもあります
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※高熱が長引く場合や、目の症状が強いときは、アデノウイルスが関与している可能性があります。
アデノウイルスの原因と感染経路
アデノウイルスは現在までに50種類以上の型が見つかっており、それぞれに特徴的な症状を起こします。
感染経路
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飛沫感染・・咳やくしゃみなどによる
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接触感染・・タオルや食器、手指などを介して
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糞口感染・・ウイルスが便に含まれており、手指を介して口に入る
感染力が非常に強く、保育園や学校、プールなどで集団感染が起きやすいウイルスです。
アデノウイルス感染症の診断について
当院では、下記のような方法でアデノウイルス感染を診断します。
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症状の聞き取り(熱の持続、目や喉の状態)
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のどや結膜の視診
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迅速抗原検査(のどや目から採取し、数分で判定)
迅速検査は保険適用の条件がありますが、必要と判断された場合はその場で実施できます。
アデノウイルス感染症の治療法について
アデノウイルスには、現在有効な特効薬(ウイルスを直接やっつける薬)はありません。
そのため、症状に合わせた対症療法が基本となります。
主な治療内容
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解熱剤(高熱が続く場合)
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目薬(結膜炎の症状がある場合)
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水分補給(胃腸炎の場合)
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咳止め・整腸剤など症状に応じて処方
※重症例や肺炎などが疑われる場合は、入院施設と連携し、適切な治療につなげます。
また、体力の回復には数日〜1週間以上かかることがあり、登園・登校の再開には医師の診断が必要となる場合があります。
アデノウイルス感染症についてのよくある質問
Q1. いつから登園・登校できますか?
A1. 咽頭結膜熱や流行性角結膜炎は学校保健法により出席停止の対象です。詳しくは医師にご相談ください。
Q2. 家族にうつる可能性はありますか?
A2. はい、非常に感染力が強いため、家族内感染が多く見られます。手洗い、タオルの使い回しを避けるなどの予防が重要です。
Q3. ワクチンはありますか?
A3. 日本では一般向けのアデノウイルスワクチンはありません。
Q4. 咳や目やにが続いています。アデノウイルスかもしれませんか?
A4. 可能性があります。高熱に加えてのどの痛みや結膜炎の症状が強ければ、検査をおすすめします。
院長より
アデノウイルス感染症は、お子さんに多く見られる疾患であり、症状が多様で見分けが難しいこともある病気です。
特に「熱が下がらない」「のどが真っ赤」「目やにが強い」といった場合には、アデノウイルスを疑う必要があります。
私たち、とまこまい西インター内科・消化器内科・小児科クリニックでは、迅速な診断と丁寧な対応を行っています。
ご心配な場合は、どうぞお早めにご相談ください。
